2008年05月31日

桑田真澄の投球術に学ぶ、【採用のストライクゾーン】について



桑田選手が非凡な理由は、彼の投球術にあるといわれています。これまでも何度もテレビの番組や雑誌の取材などで、桑田選手が独特な感覚でバッターと向き合っていたことを感じさせる話が伝えられてきました。私は桑田選手と同じ年に生まれましたが、野球選手としての彼のファンであると同時に、桑田選手の投球術の発想法そのものに、これまで多くの刺激を受けてきました。

今回は、桑田真澄の投球術をヒントに、【採用のストライクゾーン】について転職エージェントの視点を話してみたいと思います。

ピッチャー(転職エージェント)は、バッター(人材)に自分の自信がある球(求人情報)を投げ込みます(提案する)。そして審判(採用企業)が結果を判断します。このように、転職エージェントの仕事は、まるでバッターと勝負するピッチャーの心理と重ね合わせることができることができます。

(私が転職エージェントのため、自分自身をピッチャーにしましたが、人事部長さんは自分をピッチャーにしてみると、また異なるストーリーができますので、面白い分析になるかと思います。)

ビジネスは一瞬一瞬が勝負であり、ピッチャーがバッターと向き合ったときの緊張感に似ています。紹介する求人情報(投げる球)の組み立ては、転職エージェント(ピッチャー)しだい。エージェントの腕(ピッチャーの投球術、配球術)しだいで、ストライクがとれます。そして面白いことに、採用のストライクゾーンは、勝負するバッターによって毎回代わるのです。

上の話は、採用の現場の実感を野球に置き換えてみたわけですが、前述の桑田選手は、野球の世界でも、実はバッターによってストライクゾーンが違う、そして審判によっても違うと言うことを意識してピッチャーは投球を組み立てるべきだと言うことを言っていました。いわば、配球を考え抜くのがピッチャーの力量だという話ですが、それに転職エージェントの私も大賛成です。


剛速球や変化球(いわば魅力のある求人情報)はピッチャーにとって大きな武器となり、勝負球にもなりますが、だからといって必ずそうした球を投げ込めば、バッターを抑えられるわけではありません。そして、いつも決め球のフォーク(特に魅力ある求人情報)ばかり投げられるわけでもないとくれば、なおさらピッチャーは頭を使って、配球を考える必要があります。


現実は、どんな好球を投げてもバッターに見逃されたり(求人情報に興味を示してもらえなかったら)、またど真ん中のストライクを投げていると主張しても、審判の判断がボール(その人材は不採用)ならば、ピッチャーは引き下がるしかありません。


転職エージェントは、人材に興味を持ってもらえるような求人情報を提供して、興味を持ってもらえれば、まずは半分成功。そしてその人材を採用企業に紹介し、採用してもらえれば、残りの半分が成功します。

ビジネスとして、転職エージェントが腕を発揮するためには、すぐれた球を習得すること、そしてなんといっても優れた投球術を身につけることだと思っています。もちろん、駆け引きもあります。その日の体調も影響があります。精神状態を安定させ、自信を持ってマウンドに上がることが必要です。

桑田選手を見習って、年齢と経験に応じた投球術を、今日も心がけてマウンドに立ちたいと思っています。
 



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