今年は、はからずもとても忙しい年でした。オフィスを午後9時前に出ることは珍しいくらい、残業も慢性化し、あまり働くことが好きではない(?)自分としては、正直働きすぎだったなあと感じています。その一つの理由に、今年の7月から、新しい分野の仕事を担当することになったことがあります。
人材サーチの仕事をするようになって久しいのですが、人事部長のサーチに特化するチームを受け持つことになったのは初めてのことです。これまでは主にセールス&マーケティングの方々のサーチが中心であり、毎日そのようなご経歴を持つ方々と会い、そうしたネットワークを築いてきましたが、ここ半年は、毎日、人事部長さんとばかりお会いしています。
営業部長やマーケティング部長の方々の転職したい理由と、人事部長の転職したい理由にも多くの共通項がありますが、いくつか人事部長独特な転職理由があることに気がつきました。職種に関わらず、代表的な転職理由は次の3つだと思います。
◇仕事内容に不満あり → やりたい仕事ではない → 忙しすぎる → 昇進のチャンスが閉ざされている
◇条件面に不満あり → 評価に納得がいかない → 給料が安い
◇人間関係に不満あり → 上司とうまくやれない → カルチャーが自分に合わない
私がよく聞く、人事部長に特有な転職理由は以下の通りです。
◇リストラをした以上、自分も会社に残るべきではない
◇社長が変わり、ビジョンが共有できない
◇合併等で自分のポジションがなくなる
人事部長サーチを本格的に始めたのは半年前ですが、都心にいらっしゃる外資系で働く人事部長の方には、すでに200人以上は会ってお話をじっくりとうかがってきたと思います。誰しも本音と建前はあるもので、人事部長も例外ではありませんが、人事部長という仕事は本当に大変なんだな、そう感じた半年でした。PMCで出会う方々に対する見方も、この半年でずいぶん変わりました。
そういえば、先日のPMCのクリスマスパーティーに出席したところ、なじみのお知り合いの方に、面白いことを言われました。「小松さんは最近、人事部長サーチに特化してるんだって?ってことは何、この場にいることは、まるであんた、女装して女風呂に入り込んでいるようなものじゃない!」
ん?わかるようでわからない、わからないようで実は結構面白い、そんな彼のたとえ話に苦笑いしながら、私はこう思ったものでした。
「目の前にこんなにたくさんの美女がいるのに、自分からまったくアプローチできないなんて、かえって息が詰まって死にそうですよ」ってね。