2008年12月30日

人材紹介コンサルタントに読んでほしいこと

今、金融ショックで景況感が悪く、人材紹介会社も散々な状況にある会社もあります。ただ忘れないで欲しいのは、人材紹介はプロの仕事。質の高い仕事をすれば売り上げは上がるし、人からも感謝してもらえる仕事。社会に絶対に必要な仕事なのです。

だからこそ、人材紹介コンサルタントは、この仕事の原点を思い出し、何とか、今の厳しい時代を乗り切れるよう、頑張って欲しいのです。採用をフリーズしている会社ばかりではありません。

(僕も頑張っています。)

悩んでいる人も多いと思います。そんな仲間のみなさんに、5年ほど前に有料職業紹介責任者研修に参加した際に、当時の講師の方にもらった新聞記事を紹介します。「雇用のもつ意味」をあらためて考えさせられたり、人材紹介コンサルタントとして、どのようなモラルを持ってこの仕事をやっていくべきか、そうしたことを考えるきっかけになると思います。

みなさん、今年も一年、いろいろとありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。

リクルーターズ株式会社
小松俊明

昭和30年10月 朝日新聞記事より
S君(27歳)の妻はこの8月に服毒自殺した。失業中の彼の目の前で。(中略)
むし暑い晩だった。私はその朝、横須賀の駐留軍要員がダメだったという知らせを受け取り、一日中むしゃくしゃしていた。明日もまた早起きして、職安回りをしなければならない。 米びつは空っぽだ。
妻がその晩アルバイトに行くことだけが頼みだった。ところが「疲れているから行かない」と言い出した。一週間前、生みたいという妻を説き伏せて無理に流産させたので、疲れていることはわかっていたが、思わずかっとなってさんざん殴りつけた。「行って来い」と力ない妻を玄関に突き飛ばした。
結局妻は行かなかった。そして寝る前に私のこれからの就職、夫婦の愛情問題まで追及してきた。私は例の愚痴だとは知りながら、「じゃ別れよう」と言ってやった。夫婦になって始めていった言葉だった。
翌朝10時頃目が覚めた。猛烈に腹が減っていた。妻は布団をかぶったまま起きなかった。「お前は俺に飯を食わせないのか」と怒鳴っても反応がない。私は家主から米を借りてとぎはじめた。すると妻が私を呼んだ。しぶしぶ部屋に戻ると妻はもう一度私の名を呼び、小さな声で「さよなら」と言った。そばに小さなビンが転がっていた。青酸カリだ。
胸がドキンと波打った。「バカ!吐け、吐くんだ!」こう叫ぶと私は妻の口に指を突っ込んだり、背中をたたいたり、もう無我夢中だった。だが、医者にかけつける車の中で、私のクビにしがみついていた妻の両腕がガックリと弱った。妻は、私の胸に顔を埋めたまま息を引き取った。

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