2007年06月18日

欲ばらない

人気番組「世界ウルルン体験記」を見た。タヒチのある小さい島に夫婦二人だけで住む老夫婦の話だった。「何か食べたくなったら、魚でもカニでもヤシの実でも、何でも欲しいものをとればいい」そういいながら、たった二人だけで何十年もその小さな島で暮らしてきたというのだから驚きだ。

今でこそ別の島の街に出てしまったというが、この夫婦、3人もの子育てをこの島で行ってきたというのだ。さらに、その子供たちは毎週必ず、両親のためにボートに乗って、生活必需品をその島まで届けに来てくれるという。親とは疎遠になりがちな都会の現代人とは大違いである。

どこか遠くの後進国で、さらに南の島の話だから、、と日本で暮らす自分とは別世界の話として、今回の話を片付ける気分にならなかった。なんだか、ずしんと心に響いたのだ。特に番組の最後に、夫婦が言っていた言葉を聞いたときのことだ。「欲ばらなければ、誰でもすぐに幸せになれる」、、、タヒチにある小さな島で夫婦二人だけで(ほぼ無人島なのだ)何十年も一緒に暮らして、まして毎週自分に会いに来てくれる子供たちを3人を育て上げた「親」の言葉だけに、心に響いた。

いつも何かが足りない気分で生きているのが現代人の特徴だろう。こんなに便利なのに、モノであふれているのに、それでも私達は満足できず、将来に不安まで感じて生きている。これだけ多くの人に囲まれて暮らしているのに、、、世の中には夫婦二人、そして子供たちとすら仲良くできない家族があふれているなんて・・・

「欲ばらなければ、誰でもすぐに幸せになれる」、、、この言葉には、日々の自分の言動を戒める、大きなメッセージがあったように感じた。「もっと稼ぎたい」「もっと○○が欲しい」、、、そんな欲ばりをやめて、今あるものに感謝しながら、妻、子供、親、友人や同僚のことを、もっともっと大切にしよう、そんな気持ちになった。欲ばっても、際限がないことは明白なんだから。

そういえば、タヒチの夫婦はこんなことも言っていた。「私達夫婦は心がつなっがっていて、実際二人で一つなんだ。だから、万が一どちらかが先に死んでしまっても、残された一人の心の中で生き続けるのだから私達は平気なんだ」

二人がまだ元気に生活しているときから、いつも向き合って、こんな思いを強くしている様子が伺えた。実際、連れ添って生きてきたパートナーを失う喪失感は大きいに違いないが、この夫婦なら、本当に残されたものの心の中で先に死んでいく人の心は生き続けるような、そんな気がしてならない。

コメント (1)


何かちょっとトーンが変わりましたね? なんかあったんですか。私もよく、次は何だ、これだ、それからこれだ!みたいな生活をやめたいと思っています。どうしたら出来るのかなあー。やめちゃえばいいんでしょうけど。

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