ここはアフリカの荒野。ライオンの母親とその脇でじゃれあう、腹をすかせた子供たち。母親ライオンは、獲物を「待ち伏せ」していた。そこに運悪く通りかかったインパラの親子。母親ライオンは逃げ足の遅い子供のインパラを追って、いつものように容易に獲物をしとめた。食事にありつけた子供たちの横で満足そうな母親ライオン。やはり狩りをするなら「待ち伏せ」に限る、そう言いたげである。このように動物の多くは、「待ち伏せ」をして獲物をしとめることが多い。獲物を「追跡」することは、あまり効率的ではないようだ。
そういえば、ターミナル駅のタクシー乗り場。こちらも「待ち伏せ」している車がいつも並んでいる。お客さんを「追跡」して車を流しても、ガソリンを消費するだけで、獲物にはありつけないのだろうか。
ところで、人材紹介ビジネスはこの法則に当てはまるだろうか。登録型が「待ち伏せ」、ヘッドハンティングが「追跡」とすると、やはり効率がいいのは「待ち伏せ=登録型」?確かに転職の意思が確実にあるという意味では、登録型のほうが、効率がいいのかもしれない。ヘッドハンティングするのは、どうしても獲物がつかまらないとき、特別な獲物を探しているとき、「やむをえず」ということなのかもしれない。
ヘッドハンティングについて、母親ライオンと一度意見交換をしてみたいものだ。