採用の失敗、つまりミスマッチの最大の原因は、「会社の期待」と「個人の希望」がマッチしないことだと思いますが(ただ個人の能力・努力が足りないという場合も否めませんが)、さらに掘り下げるならば、「個人の希望」そのものが、必ずしも本当に成熟したもの(実現可能なもの)なのかどうか、そこに疑問を持ってみてみると、面白い考察ができると思います。
そこで、ここでは個人にとって「やるべきこと・やれること・やりたいこと」に注目し、これらのバランスが人によって、大変異なっているということについて今回は書きたいと思います。
それぞれ表現は似ていますが、「やるべきこと・やれること・やりたいこと」の一つ一つが意味することは実はまったく違うものです。そこで、僕なりに以下のように定義してみました。
●定義
やるべきこと・・・他者から期待されていること(例:会社の仕事、顧客からの依頼 等)
やれること ・・・自分の能力 (例:スキル、経験、知識 等)
やりたいこと・・・自分の希望 (例:好奇心、夢 等)
こう定義した上で、僕らはそれぞれのことにたいして、どのようなことに気をつけなければいけないのか考えてみました。たとえば・・・
やるべきこと・・・相手の期待によく耳を傾けて、誤解しないように注意する
やれること ・・・過信したり、怠けないように注意して、常に改善する
やりたいこと・・・現実的でない高い目標を掲げず、まずは少しずつ実現していくこと
こんな感じでしょうか。では次に、「やるべきこと・やれること・やりたいこと」の相関関係ですが、
やるべきこと・・・常に存在している
やれること ・・・やるべきことと大きく重なっているのが望ましい
やりたいこと・・・上の2つと大きく重なっていることが望ましい
そして、この3つ、「やるべきこと・やれること・やりたいこと」が完全に一致するようにするには、
1 自分がやりがいを感じる世界に身を置く
2 その世界でプロといわれるようになる
3 どんなベテランになっても、、常に改善を意識する
ようは「やるべきこと」と「やれること」がほぼ同じ大きさの同心円で重なるようになれば、「やりたいこと」も同様に重なり、結果として、よりたくさん自分がやりたいことを実現できるようになると思います。
単純な話のようですが、僕は、このくらいのシンプルさで、自分の人生を捉えています。何かの参考になれば、と思って書いてみました。