小松 俊明
Toshiaki Komatsu

外資系人材紹介会社・ハドソンの日本撤退を経て、現在、リクルーターズ株式会社の代表をしています。PMCには2002年から参加、2003年には定例会担当として一年、執行部のお手伝いをしました。オフィスは吉祥寺にあり、自宅は国分寺ですので、JRの宣伝通り、「中央線が好きだ」を地でいっています。一男一女の父です。タイ料理、ベルギービールが好物で、エスニック料理はなんでもOKです。結婚以来、毎年、一人旅を続けていることが自慢です。最近のマイブームは、マウンテンバイクと男の手料理、そして週末は郊外の大型店舗やアウトレットに繰り出しています。

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外資系企業の採用現場にいて日ごろ考えていることを本音で書きます!

2010年01月26日

祝☆労働法制 分科会

 PMCに新しい分科会が立ちあがりました。その名も、「労働法制分科会」。コーディネーターはベテラン人事部長で、社会保険労務士の松田さん。一緒にPMCブログを盛り立てているお仲間であり、人生の大先輩です。昨年末のクリスマスパーティでは、松田さんは皆さんのためにピアノを弾いてくださり、パーティーがとても盛り上がったこと、記憶に新しいです。

 その松田さんの最近のブログで詳しくご紹介がありますが、労働法制分科会はWEB分科会というスタイルをとるといいます。PMCにとって新しい試みであり、とても楽しみです。分科会のメインの活動の場はWEB上にあり、たまにオフ会としてFace To Faceで会おうというもの。忙しくても、WEBのコミュニケーションなら参加できるチャンスも広がります。たまに行うというオフ会にも、期待が高まります。

 労働法制分科会と聞いて、昔、学生時代に法学部の教授が言っていたことをふと思い出しました。法律を学ぶということは、「人間を学ぶ」」ということだと言ってました。法律を守るのも破るのも人間。そして法律をどう拡大解釈するのか、それによって社会がつくられる。すべて、人間次第であるとも。(「社会」を「会社」、「人間」を「社員」と読みかえるのもわかりやすいかも。)

 サッカーの国際審判をされていた上川徹さんの著書「平常心」の中でも、審判という仕事は、「淡々とやるべき」であり、「審判は出すぎない」ことが大切であると繰り返し語られています。審判があまり出すぎないことが、チームの士気を高め、試合そのものを面白くするとも書いてありました。

 会社にも法律(就労規則や、大きく見れば労働法のようなルール)がありますが、ここでも法律があまり前面に出すぎないほうが、会社生活は面白くなるのでしょう。サッカーで言うところの審判のような役回りを人事部長さんたちは担うこともあるのだと思います。出すぎないサッカー審判こそが一流だと言いますが、同じように人事部長さんも出すぎず、ただし淡々と、毅然とした態度でサッカー審判のように「笛を吹く」ことが、会社生活を面白くするのかもしれないと思いました。

 私は法学部出身ですが、学生時代は不勉強の極みだったため、今回の松田さんがはじめてくださった分科会にぜひ参加させてもらって、「法律を拡大解釈する力」を学び、少しでもこの現代社会を楽しい環境にできるようなビジネスマンになりたいと思います。

 WEB分科会ですから、silent member(積極的な発言をしなくても、まずは閲覧するだけ)でも、気軽にご参加いただけると思います。そんな参加のハードルが低い、労働法制分科会に、ぜひ参加しましょう!

 



2010年01月21日

当たり前のことを当たり前にやる



現在、人材紹介サービスには、三つの大きな問題があると思っています。

「売上の拡大」を目指して「サービスが落ちる」問題

「業務を効率化」して「サービスが落ちる」問題

「優秀なコンサルタントが辞める」ことで、「事業が安定しない」問題

適度な業務の効率化、売り上げの拡大ならいいんです。ただ、その適度というのが、実に難しい。

人材紹介会社が、業務を分業化して「大量採用」、「スピード受注」を目指した姿が、主に大手に見られる人材紹介サービスの分業体制です。これに伴い、RA(リクルーティングアドバイザー/求人営業)とCA(キャリアアドバイザー/候補者開拓)の大量採用が進み、コンサルタントの若年化と経験・スキル不足という現実を招いています。

結局、人材ビジネスが高マージンであることに目をつけて、サービスを陳腐化させても、大量に求人と人材をさばけるように作り上げたビジネスモデルそのものが、今、人材紹介の経営を圧迫させています。

今、人材紹介業界も過渡期に来ています。事業継続の危機に陥っている人材紹介会社が大量に発生しており、大手も例外ではありません。これに伴い、人材コンサルタント自身が廃業に追い込まれるリスクも高まっています。今、まさに人材紹介業界は「変革の時」です。当たり前のことを当たり前にやる、「Put Quality First」を実現する人材紹介を目指したいものです。


2010年01月14日

お客さんだけを見て仕事をするということ



自営として自分の看板で人材紹介の仕事を始めてから1年と4カ月がたちます。それ以前は、長年、外資系の人材紹介会社の中でマネジメント、そして人材コンサルタントとして、人材紹介の仕事に向きあってきました。

基本的に今も昔も採用支援、転職支援をやっているわけですが、以前と大きく違うことは、今のほうがお客さんである求人企業と候補者の双方と「本当に向き合っている」気がすることです。

無駄な会議や報告にかける時間が今ではゼロですから、私の仕事にかけるべき全ての時間を「お客さんのために」使っています。サービス業をなりわいとしている身としては、これほど気持ちが晴れることはありません。ほぼストレスゼロで仕事をしています。【これ、本当です。】

今の自分には時間があるため、候補者の方への面談準備、そして面談そのものにも十分な時間とエネルギーをかけられます。応募手続きにともなう、書類の手直しや候補者提案、そして面接対策にも時間をかけられます。もちろん求人企業の人事部長さんにも、詳細の報告ができますし、たくさん話もしています。その結果、一人一人のお客さんとの人間関係を大切にできている気がしています。

プレースメントはこんなご時世でも、今も昔も決まるときは決まるものであり、以前よりも自分のサービスの質が格段に向上したせいでしょうか、一つのプレースメントから得られる満足度が格段にアップしました。これは自分にとって大きな革命です。

一つの例として、候補者の方が書類選考や面接で残念ながらNGになっても、「いいサービスをしてくれてありがとう。これからもよろしく」と声をかけてもらえることが増えました。つまり自分のサービスを評価してもらえることが増えたような気がするのです。これはとてもうれしいことです。

自分で言うのもなんですが、本当に必要なことに時間をかけ、熱心に転職支援、採用支援の仕事にまっすぐ打ちこめている気がします。転職エージェントの仕事は、愚直にお客さんのことだけを考えていればいいんだという、その基本中の基本を、ようやくわかってきたような気がするのです。

以前もそれなりに頑張っていましたし、売上の数字も悪くなかったと思います。自分のサービスもいいほうだったと自分では思っていました。職場では後輩たちが着実に育ち、毎日は楽しかったことのほうが多かったように思います。

ただ一定規模の外資系の人材紹介会社に勤めていたこと、外国人マネジメントの中で一人日本人のマネジャーをしていた時期が長かったこともあってでしょうが、社内の外国人、とくに外国人幹部とのやりとりには多くのストレスを感じていました。

何度説明してもわかってもらえないことは多かったですし、保身に走る人、いい加減な人、人材ビジネスに理解がない人など、残念ながら、僕が働いていた会社は経営者に恵まれず、最終的には大きな赤字を抱えたまま日本撤退となりました。

あのころの自分と比べて、今の自分は本当に穏やかになり、日々の生活や、家族との週末、そして毎日家に帰ってからの家族との時間が充実しています。

お金のことも、個人事務所の運営には特に大きな出費が日々あるわけでもないことを考えると、質の高い仕事をすることに打ち込める今の環境に一歩踏み出したことは、自分としても本当に正解だったと思っています。


将来不安は様々な理由で誰しも感じているでしょうが、日本は総中流社会からすでに脱却しており、以前のようなサラリーマン天国でもなくなりました。そのことを日々実感しています。

トップコンサルタントを目指して、売り上げだけを追っていたころと比べて、今の生活は一転しました。

「お客さんだけ見て仕事をすること」

本当にこれが全てです。このおかげで日々充実しており、その結果、人事部長さんたちとも公私にわたり、とてもいい関係を築けるようになった気がしています。これは好循環だと思っています。

以前よりも、人事部長さんたちとのプライベートのお付き合いがとても増えたのも、こうした自分自身の変化によるものだと、今になって思っています。売上ばかりおって、お客さんを十分見れていないコンサルタントに対し、人事部長が違和感を感じているということが、最近よくわかりました。

「これからはお客さんだけを見て仕事をしたい」

以前いた会社をやめるときに、この一点で、「これからは自分一人でやろう」と迷わずに決断できました。他の会社に転職しようとは、まったく思いませんでした。自分がこれから生きる道がはっきりと見えた気がしたからです。

これからも、質の高い仕事にこだわって、お客さんだけを見てプロの仕事に挑戦していきたいと思います。

今、自分の事務所を構えてみて、この選択は正しかったと思っています。


いつも応援してくださっている皆様のおかげです。PMCにもたくさんの貴重なお友達ができました。多くは自分よりも人生の先輩ばかりですが、男性も女性も尊敬できる方ばかりです。今後もこのご縁を大切にしていきたいものです。

2010年01月10日

渋谷に行ったときは



私は仕事以外ではめったに渋谷に行くことがありません。人が多いのと、若者が荒れていること、街もあまりきれいではなく、空気も汚れているからです。ただ、それでも1~2ヶ月に一度はどうしても渋谷に行く衝動を止められません。というのも、渋谷には、いくつか自分が魅力に感じる店があるからです。

その一つは、フランスの本格バケット、その他、美味しいパンがそろう、Viron(ヴィロン)があるからです。東急本店のすぐ近く、昨年オープンしたH&Mが入った大きなビルのもう少し奥にあります。ここのバケット(フランスパン)は本当に美味しいです。クロワッサンも美味しいし、イチジクの入ったパンも絶品。まあ何でもおいしいです。ちょっと高いですが、その価値はあります。http://allabout.co.jp/gourmet/bread/closeup/CU20030710/

もう一つの渋谷のお勧めは、デカダンス ドュ ショコラです。以前は代官山にお店がありまいたが、今は渋谷マークシティにあります。世の中に美味しいチョコ菓子はたくさんありますが、あまり甘党でない僕でも、ここのチョコ菓子にはノックダウンされました。

http://www.decadence.jp/decadence/9.5/

渋谷に行くのはこの2つの【美味しい】をGETするためです。

まあ、学生時代に、はまっていたB級グルメの回転すし「天下寿司」、焼きそばの梅蘭なんかにも立ち寄ることもあります。東急プラザの地下にある食品売り場も、安くておいしい食材が多く立ち寄ります。

おそらくPMCの人事部長さんたちも、渋谷に行くことはあまりないと思います。ただもし行くことがありましたら、もしご存じなければ是非Vironとデカダンス ドュ ショコラには行ってみてください。



 


2010年01月05日

PMCブログも5年目に突入です

PMCブログ、その初日は2006年8月1日でした。

2006・2007・2008・2009、そしてもう2010年ですから、時間がたつのは早いものです。

う~ん、誕生日もこの間に4回も迎えてしまいました。。。

継続は力なり

って言うとかっこいいですが、これだけいろいろと書いてくると、さすがに自己表現は苦にならなく

なってきました。これからもブログは続けていきたいと思います。

2010年01月03日

明けましておめでとうございます!

PMCの皆さん、明けましておめでとうございます!

今年もどうぞよろしくお願いします。

さて年末年始、皆さんはどうお過ごしになりましたか。今年は暦上、日数が短く、寝正月、自宅正月という方も多かったのではないでしょうか。

そういう私も大晦日はテレビにかじりついて、5時間も格闘技を観戦。正月には今年で放送が終了するという、新春かくし芸を見てました。ゴルフ番組なんかも見ながら、今年の正月はほとんど外出せず、母の家に遊びに行って、近くの溝の口でぶらぶらするくらいでした。

明日4日から仕事を始めます。

年末に集中的に候補者面談をしたので、新年はまずは集中して候補者提案から始めます。2010年、企業の採用がどうなるか、皆目見当はつきませんが、しっかりと丁寧に仕事をして、まずは1月中の1st プレースメントを目指します。

今年は例年以上に 「Put Quality First 」の精神で、頑張りたいと思います。皆さん、お仕事に、遊びに、今年もどうぞよろしくお願いします!

2009年12月29日

仕事納めの日、今年最後の候補者面談を終えて



2009年は、12月29日が仕事納めです。実は過去10年間、29日まで働いたことは一度もありませんでした。12月前半までにターゲットを達成することを目指し、その達成の有無にかかわらず、12月中旬以降は休みを取って、3週間あまり、年末年始は仕事人であることを忘れることを恒例としていました。

それがさすがに2009年はついに、29日まで働くことに。それも29日の最終日にいたっても、新しい候補者の方を面談していました。幸い優秀な方であり、年明け早々にも提案できそうです。

今年は独立してからようやく最初の決算を迎え、多少の決算対策をするような形で最終的に数字をしめました。そして9月からは2年目に入り、ひとつ、とてもいい仕事を決めることができました。いいクライアント、いい候補者、そしてベストマッチング、みな、ハッピーという形です。

2009年、人材紹介の仕事のやり方をあらためて見直し、自分なりにとても重要な一年でした。あっという間に時間は過ぎましたが、前向きな気持ちで2010年を迎えられることをうれしく思います。

色々な方のお世話になりました。その中にはPMCでお付き合いのある諸先輩方もいらっしゃり、本当にありがたく思います。この場を借りて、心よりお礼を申し上げたく思います。

来年もまたPMCのホームページ上で、いろいろな思いをブログに書き残していこうと思います。では来年もまたどうぞよろしくお願いします。 



リクルーターズ株式会社 小松 俊明 (tkomatsu@recruiters.co.jp)

2009年12月24日

Xmasイブのプレゼント ~ 娘編



今年の娘へのプレゼントは、「オリ消し」に決定です。小1の娘はまだサンタの存在を信じており、今日は早寝をしました。早く寝れば、その分、早くプレゼントにありつけるという発想のようです。ちなみにオリ消しとは、「オリジナル消しゴム」のことで、今、子供たちの間ではやっています。

ここで、簡単に「オリ消し」作りの手順を説明します。



作業1

まず、デザインシートに色を塗ってデザインを決めます。

作業2

次に、デザインシートを本体にセットして、消しゴムスティックを並べていきます。 

作業3

並べるのが完成したら、小さじ半分の水をかけて、フタをします。

作業4

電子レンジに入れて1分加熱後、3分蒸らします。

作業5

本体から取って、10分間水に浸けておきます。 



完成です。癒されます。。明日の朝、娘の喜ぶ顔が早く見たいです。

2009年12月20日

あなたのご主人は大丈夫?



最近、あるテレビ番組のプロデューサーの方から、いろいろと最近の雇用問題について質問を受けることがありました。面白かったのは、私が何かについて、自分なりの見解(まじめに)を言うと、「それを主婦目線で言うと?」という話になって、要はもっとわかりやすく、そして最後は「あなたのご主人は大丈夫?」というような質問への答えになるように、話をまとめるわけです。つまり、多少不安をあおるようなTasteにすることで、人の注意をひけるというのですが、なるほど、、、と妙にテレビ番組を作る人の視点を学べて気になりました。

そういうわけで、先日のプロデューサーとの話の結果、こんな話ができました。

あなたのご主人は大丈夫?!見た目だけで、面接に落ちる人チェック

番組に採用されるかどうかは不明です(笑)。

2009年12月13日

採用現場のトラブル



最近、採用の現場には少なからずトラブルがあります。先日、知り合いのリクルーターから次のような相談を受けました。

某外資系企業に内定、オファーレターが発行され離職中の候補者も快諾。あとは入社後の具体的な業務の打ち合わせも兼ねて、オファーレターに署名をしに採用企業に候補者が行ったところ、ちょうど本社の幹部が来日していました。

人事部が機転を利かせて(挨拶目的で)、候補者をその本社幹部に引き合わせたところ、なんとその場で面接のような状態になってしまったのです。しかも運が悪いことに、英語での面接で意思の疎通が十分うまくいかなかったのか、翌日内定取り消しになってしまったというのです。

日本側の人事担当者はただただ平謝りするばかりだったとのことなのですが、本国の意向のためくだった結論を覆すことができず、何もできない状態とのこと。その候補者は、オファーレターにサイン前とはいえ、すでにオファーレターを入手し、内容にも合意しており、また入社後すぐの海外出張の依頼も受諾していたため、進行中の他社の面接はすべて断っていたとのことです。

今回のケースのように、採用企業がオファーレターを発行して候補者が応諾したにもかかわらず、その後一方的に結果を覆してしまうことは、さすがにはじめてとのことでした。

実際はそんなに多発するトラブルではありません。非常に運が悪いケースであり、お気の毒な話です。外資の場合、やはり本社は要注意であり、仮に日本法人の社長がOKといっても、海外本社、もしくはアジア本社がNOといえば、話はひっくり返ることがあります。

原則、入社前の不安定な時期に採用企業と候補者が会うことは、できる限り避けるべきということを教訓とすべきなのでしょう。今回はオファーレターにサイン前でしたが、同様のことはサイン後にも起きえますし、極端な話、入社してから試用期間中にも同様のことが起きる可能性もあります。

今回運が悪かったのは、本社面接がない候補者が、入社前に本社、それもかなり権限の大きな人物と会ってしまったこと、不況の中、企業もかなり慎重な採用を進めており、こうしたちょっとした落ち度が命取りになるような、そんな経済環境でもあったことです。

求人企業の日本オフィスには、まったく悪意はなかったと思いますが、外資に入社するにもかかわらず、候補者がもうひとつ英語が苦手だったことなども背景にあると思います。